看護師

看護師の職場は多岐にわたる

高齢化を背景に看護師の活躍するフィールドは広がり続け、近年は各種施設や訪問看護ステーションに在籍して、看護にあたる方も増えてきました。
ですが、まだまだ病院に勤務する看護師数の方が圧倒的に多く、主な働き方で分類すれば3つのタイプに分類できます。

1つ目は、総合病院やクリニックに勤務する外来看護師です。
2つ目は、入院用の病床を有する総合病院に勤務する病棟看護師です。
3つ目に、手術を行う規模の大きな病院で手術の補助を務めるオペ室看護師です。
規模の小さな病院では、外来と病棟の担当は当番制を取る事も珍しくありませんが、一定規模以上の医療機関は担当が分かれ、数年おきに職場内の異動で変わる場合もあります。

また、上級の資格として、専門看護師と認定看護師とがあります。
私たちが看護師と聞いて思い浮かべる外来看護師と病棟看護師について概観します。

外来看護師の業務

病院の外来は、病気を患う人やケガをした人などが訪れ、医師に病気やケガの診察を受けて治療方針が決定され、注射や処置、薬の処方がされるところです。
一日に多くの患者が訪れますので、その患者を治療の必要の有無、精密検査や通院、入院の必要などに手際よく、的確にスピーディに振り分けていくことが求められます。

メインの業務遂行場所は診察室で、医師がスムーズに診察を進められるように、医師の片腕としてサポートします。

一日に多くの患者さんが訪れる外来で、円滑に診察が行えるよう介助することは、より迅速に患者さんに良質な医療を提供する上でとても大切です。

外来勤務の看護師は、診療科ごとに業務の中身は多少異なるものの、医師の診察が円滑に進むように介助することが最重要のポイントです。
腹痛を訴える患者のケースでは、診察の前に寝台に寝かせ、すぐに診察可能なように前もって服を脱がし、腹部を出しておきます。
ケガの治療中の患者のケースでは、前もって包帯を外し、消毒や手当に必要な材料を用意します。

外来で、1時間待ってたった2分の診察なんていう事態でイライラするケースもあれば、混んでいる割に待ち時間が短いと感じる経験はありませんか?
後者の場合は必ず看護師が前もって準備をしているはずです。

病棟看護師の業務

各病棟のナースステーションに詰めて24時間態勢で、入院患者の看護を担う臨床の看護師です。
もちろん勤務時間はシフト制で、早出、遅出、夜勤と時間をずらして計画的に働きます。

病棟看護師は、朝から晩までさらに就寝中も入院患者のケアを行います。
接する時間が長いだけに、患者に関しての病状だけでなく性格、家族環境、医師の治療方針を把握しておくことが求められます。
業務は、患者の日々のバイタル(血圧、検温等)チェック、注射や採血、ガーゼ交換等処置以外にも、ベッド周辺の整理、入浴介助、身体の清拭も重要業務です。

また、これらの看護記録を記載し整理することも重要業務で、病棟看護師の仕事は、一日のタイムスケジュールも詰まり、手際よく進めていくことが求められます。