救急医療体制について

救急医療体制について

救急医療体制という言葉はあまり耳にしたことがないのではないでしょうか。
休日や夜間などの診療体制は一次救急、入院などが必要とされる二次救急、命に関わる疾患で、高度な医療と早期の対応が必要となる三次救急に役割分担されたものを救急医療体制と呼びます。

救急医療体制についてはこちらもご覧ください。
参考:http://www.jaam.jp/er/er/er_faq.html

モラルの低い利用者の問題

救急医療体制によって、我々は安心して日々の生活を送ることができるのですが、昨今は様々な問題が出てきています。
その一つが救急医療現場のことを全く考えていないモラルの低い利用者による救急車の利用です。

近年では、医療のコンビニ化などと呼ばれるように、住民による安易な救急車利用が増加傾向にあります。
テレビのニュースや新聞報道で耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、近年では驚くべきモラルの低さに批判も多く集まっています。

病院に行きたかったから救急車を呼んだ、雨が降っていて駅までいけないから迎えに来てほしいなど、以前では考えられないような理由で救急車を利用する方が増えているのです。
こうした救急車の自己都合による利用が、救急医療現場の機能を麻痺させているとも言われています。

受け入れ体制の無さが問題

救急車によるたらいまわしなども社会問題となっています。
行く先々の病院で断られ、結局救急車の中で亡くなってしまった、という患者の話は幾度も耳にします。
こうしたことは実際に起こっており、それに対する具体的な解決案は未だに示されていません。

救急医療というのは、緊急を要する患者を受け入れ治療を行うことですから、救急車によるたらいまわしなどは本来絶対にあってはならないべきことです。
本来、救急車で運ばれてくる患者というのは第一に対応すべきであり、受け入れを拒否するなどということは決してあってはならないことだと感じます。

上記の問題への対応こそ、現在の救急医療の現場では急がれているのではないでしょうか。
しかも、たらいまわしによる死亡事故は既に数多く起こっているにも関わらず、それに対する具体的な解決案を示している医療機関は少ないのが現実です。

これでは、例え何かあった時も安心して救急車を呼ぶということは不可能です。
救急医療に対する不信感ばかりが募ってくるのではないでしょうか。
医療に携わるもの全ての方が真摯に考えるべきことがらですし、当然政府も明確な対応策を打ち出すべきだと思います。

医療の発展に向けて努力することが我が国の救急医療を更に発展させることになります。
また、これまで起きてきたような悲劇を防ぐことにも繋がるのではないでしょうか。
明日は我が身という言葉もありますから、一刻も早い、新たな安心できる救急医療のシステムを作り上げてほしいものです。
これが当面の救急医療での課題ではないでしょうか。